もしかして、こんな風に思っている人もいるかもしれません。
エンタメブログって
芸能ネタしか書いちゃダメなの?
確かに芸能人のネタは検索需要が高く、効率的にアクセスを集められるので、収益がスピーディーに上がるようになります。
しかし、もちろん芸能系のあるネタだけにこだわる必要はありません!
身の回りの気になる疑問や不安を解決する「お役立ち系ネタ」も、地味ながらアクセスを集めてくれるキーワードです。
今回は「爆発」はしませんが、安定的にアクセスを集めてくれる「お役立ちネタ」を紹介しますね。
お役立ち系ネタってなに?
「お役立ちネタ」とは、日々の生活でわく疑問や不安などの解決方法を提示してあげる記事です。
例えば、こんな疑問がわくことがあると思います。
友人が結婚するんだけど、結婚式はしないんだって。
その場合、
ご祝儀ってどうすればいいのかな?
そんなとき、検索ユーザーは
結婚 ご祝儀 式なし
などのキーワードを使って検索をすると予想できます。
また、こんな人もいそうです。
マッチングアプリで初回デート!
なに着ていきゃいいんだろう…
この検索ユーザーは
マッチングアプリ デート 初回 服装
などのキーワードで検索するでしょう。
このような日常のふとした疑問に答えるのが「お役立ち系ネタ」の記事なのです。
結婚式ナシのカップルもマッチングアプリでデートする人もたくさんいますから、これらのキーワードで上位表示しておけば安定的にアクセスを集めてくれることになります。
そして、ずっと検索され続け、収益を生んでくれる「資産」となるのです。
お役立ち系ネタを見つける3つの方法
ただ、お役立ち系ネタも自分が関心のあることなら記事化できますが、守備範囲外のこととなるとなかなか思いつきません。
そこで、お役立ち系ネタを発見できる2つの方法をご紹介します。
- 気になったらスグ検索
- ラッコキーワードを活用
❶ 気になったらすぐ検索するクセをつける
気になったらスグに検索してみるクセをつける。
これは、お役立ち系のネタ探しだけでなく、ブログ運営者として大事にしたいスタンスです。
例えば、もしあなたが、
久しぶりに女子会だし
「おしゃれな夏コーデ」で
みんなと差をつけたいなー!
と思ったとしたら、すかさず、
女子会 コーデ 40代 夏
と検索をしてみてください。
そして、もし「女子会 コーデ 40代 夏」というキーワードを使ったライバルがいなければ、記事化のチャンスです。
自分が気になることを検索してみることがネタ探しになり、同時に「ライバルチェック」まですることができます。
あなたが気になることは、他の誰かも必ず気になっているはずです。
そのネタで記事を書けば、自分の疑問も解決でき、アクセスも集められるという「一石二鳥」につながるのです。
❷ ラッコキーワードを活用する
気になって検索をするときにも、どのようにキーワードを組み合わればいいかわからないときもありますよね。
そこで、キーワード検索ツールのラッコキーワードを活用すると便利です。
調べたいキーワードを入力すると、一瞬で関連キーワードの組み合わせを提示してくれるツールです。
有料版もありますが、無料版で充分だと思います。
例えば、50代女性に読まれそうな「お役立ち系ネタ」を書きたいと思ったら、検索窓に「50代女性」と入れてみます。
すると、一瞬で681個ものGoogleサジェストがGETできるのです。
このようにラッコキーワードでは、狙いたいキーワードとセットで検索される関連キーワードを簡単に知ることができます。
この中から書けそうなものを選び、ライバルチェックをしてみて、キーワードが空いていれば記事化してみましょう!
お役立ち系ネタを書くときのポイント
お役立ち系のネタで記事を書くポイントは、大きく4です。
- 検索者の置かれた状況をイメージ
- 虫眼鏡・サジェスト・ラッコキーワードを使う
- Googleの多様性を意識したライバルチェック
- クリックしたくなるタイトルづくり
1つずつ説明していきますね。
❶ 検索者の置かれた状況をイメージする
これは「お役立ち系ネタ」を書くときに、いちばん大切なことです。
- 検索ユーザーはどんな人(性別、年齢、職業など)
- 検索するのはどんなとき(季節、何月、なにげない日常など)
- 検索するのはどこで(渋谷、京都、旅先、自宅など) etc
というように具体的に検索者がどんな状況に置かれているのかをイメージして、彼らの疑問を解決します。
たとえば、わたしが過去に書いた記事で説明します。
これは、以下のようにターゲットが置かれた状況をイメージしています。
- 50代女性
- シミが気になっている
- 名古屋周辺に在住
- コスパのいい美容を試したい
なんでこんな具体的に
ターゲットを絞り込む必要があるの?
その理由は「お役立ち系ネタ」は常にニーズがあるので、すでにキーワードの多くが大手メディアにより独占されているからです。
そのため、わたしたちがなんとなく大衆向けに記事を書いても、上位表示は難しく、結局は誰にも届かない記事になってしまいます。
そこで、具体的にターゲットを絞り込むことで、その人物がまさにピンポイントで欲しがっている情報を提供できるのです。
目の前の困っている人を助けてあげる。
そんな視点で「お役立ち系ネタ」を書いてみるとよいでしょう!
❷ 虫眼鏡・サジェスト・ラッコキーワードを使う
ターゲットを絞り込んだら、次はキーワード選定です。
このキーワード選定に自分の頭を使うのはNGです!
なぜなら、自分が考えたキーワードと、実際に検索ユーザー使う一般的なキーワードが一致するとは限らないからです。
そこで、使ってほしいのが以下のツールです。
- 虫眼鏡・サジェストキーワード
- ラッコキーワード
先ほどの「【ルメッカを名古屋で】50代シミを消したいなら3万円は断然安い!ツヤ肌もGET! 」を例に挙げてみます。
Yahoo!で「ルメッカ」を検索すると以下のようなサジェストが出現します。
また、「50代 シミ」を検索すると以下のようなサジェストが出現します。
このようにサジェストキーワード(または虫眼鏡やラッコキーワード)で検索してみると、ターゲットがどのようなキーワードで検索しているかが確認できます。
また、自分では思いつかない別のキーワードの組み合わせも発見できるので、新しいネタ探しにもなります!
「お役立ち系ネタ」記事だけでなく、キーワード選定のときは、自分の頭だけで完結しないが鉄則です。
❸ Googleの「多様性」を意識してライバルチェック
お役立ち系のネタは検索需要が常にあるので、ライバルも大手ばかり…。
でも、わたしの体験談のほうがリアルで
ぜったい読者の役に立つと思うんだよね。
なんて、自信のあるネタを記事化してみたいときもありますよね。
そんなとき、狙ったキーワードでライバルが多くいても、勝負できる可能性があります。
その理由は、コレです。
Googleは多様性を意識したポジショニングを求めている。
例えば、最近の流行りでもある女子のソロキャンプ。
「危なくないのかな?」と思い、「ソロキャンプ 女子 危険」と検索してみます。
一見、おなじような記事が並んでいるように見えますが、分析してみると内容にバリエーションがあります。
- キャンプ場の管理人が語っている。
- 女性キャンパー4人にインタビューしている。
- 一般的な情報を網羅している。
- 女性ソロキャンパーの体験談。
なぜ、このような検索結果になるのかというと、同じようなコンテンツが並んでいると、
どれも同じゃん!Googleの検索使えないな!
とユーザーをガッカリさせてしまうからです。
そこで、Googleが検索結果に『多様性』を意識しているのです。
そこで、この「多様性」を利用すれば、狙いたいキーワードの競合記事が多くても、上位表示できる余地があります。
ライバルの記事内容や、検索者のニーズを考えて、自分にはどのポジショニングがとれるかを考えましょう。
実際、上記の検索結果でも❶~❸は大手サイトですが、❹は個人のブロガーです。
ただ、「多様性」が大事だからといって、自分の書きたいことだけ書くのはNG。
誰かの疑問や不安を解決してこそ、「お役立ち系」記事と言えるのですから!
❹ クリックしたくなるタイトルづくり
お役立ち系の記事は、なかなかすぐには上位表示できない可能性が高いです。
しかし、下位に位置していても「この記事気になる」と思わせる魅力的なタイトルならクリック率もアップします。
例えば、最近アラフィフの独身女性にも人気のマッチングアプリ。
でも、初心者にはハードルも高く「変な人いないか心配…」と「マッチングアプリ 50代 安全」と検索したとします。
どちらのタイトルが魅力的でクリックしたくなりますか?
マッチングアプリ50代女子向けは?安全に出会える方法や注意点も!
マッチングアプリ50代女子の体験談!安全に恋に落ちる5つの鉄則!
後者と答える人が多いのではないでしょうか。
このように、魅力的なタイトルでクリック率を高め、1人でも多くの人に記事を読んでもらうことを意識しましょう。
すると、最初は下位にいても、しだいにGoogleからの評価が上がり、じわじわと上位表示されていくのです。
では、ここからは魅力的なタイトルをつけるためのテクニックについてご紹介していきます。
- 「自分のこと?」と思わせるタイトル
- ベネフィットがわかりやすいタイトル
- 常識をくつがえすタイトル
- 体験談だとわかるタイトル
- 権威性があるタイトル
❶ 「自分のこと?」と思わせるタイトル
検索ユーザーに「自分に関係ありそう」と思ってもらえるようなタイトルで興味を促します。
例えば、あなたが50代の女性でマッチングアプリを始めたいと思っているとしたら…
マッチングアプリおすすめ10選!無料で女性も使いやすいのはどれ?
というタイトルの記事よりも、
【50代女性】マッチングアプリおすすめ10選!初心者も安心できるポイントは?
というタイトルの記事のほうが、自分のニーズにぴったりだと思うはずです。
検索ユーザーの気持ちを常に考え、心を動かせる言葉を使ったタイトルづくりが大切です!
❷ ベネフィットがわかりやすいタイトル
ベネフィットとは、簡単にいえば「お得感」です。
ただの情報だけでなく「早く」「安く」「簡単に」など+αが得られるとわかると読みたくなりますよね。
例えば、
「二の腕を細くする筋トレ方法」
よりも
「1日5分でOK!二の腕がみるみる細くなる筋トレ方法」
「夏までに!たった1ヵ月で二の腕を細くする筋トレ方法」
というタイトルのほうが、記事をクリックしたくなりますよね!
このように思わず「これはお得そう!」と思わず惹かれるタイトルをつくりましょう。
❸ 常識をくつがえすタイトル
非常識な言葉やすこし過激な表現が入っていると、つい気になってしまいます。
書籍のタイトルでも、「思春期の子どもとの向き合い方」より「お父さんがキモい理由を説明するね」のほうが読んでみたくなりますよね。
ブログ記事のタイトルも、すこし過激な言葉や一般常識とは反対のキーワードを使うのは効果的です!
例えば、
40過ぎたら結婚するな!おひとりさまの最高の楽しみ方5選!
のようなタイトルは目を引きますよね。
一般的には「40代で結婚する方法」「アラフォーもまだ遅くない」などと言われる中、その逆をつくようなタイトルをつければ、他の記事と差別化できます。
❹ 体験談だとわかるタイトル
人は未知のものを体験する前には、経験者の話を聞きたがるものです。
飲み会のお店や旅先のホテルを選ぶときも、口コミを参考にしますよね。
映画やドラマ、本やゲームなども、リアルな感想や体験談を知りたがる人が多いです。
だからこそ、記事タイトルも一般論ではなく「体験談」であるとわかるほうがクリック率は上がります!
例えば、「ブログを副業初心者にすすめる理由」よりも、わたしの体験談だとわかるこのタイトルのほうが読みたくなりませんか?
実際に自分が経験した「一次情報」は付加価値があり、検索者の関心を引きます。
『54歳がマッチングアプリをやってみたら、意外にモテモテだった!』とか『噂の激辛タンメンを食べて、翌日部屋から出られなくなった話』みないな記事って、思わずクリックしたくなりますよね。
❺ 権威性がわかるタイトル
有資格者や専門家、社会的地位がある人が語るコンテンツには「権威性」があります。
その権威性が伝わるタイトルは、記事の内容の信頼度を高め、クリック率を上げてくれます。
例えば、
【獣医師監修】ドッグフードのおすすめ10選!無添加やアレルギー対応も!
【プロのライターが指導】好きな人からのLINEの返し方!話題選びも重要!
のようなタイトルだと、コンテンツへの信頼度が増しますよね。
同じようなキーワードのタイトルが並んでいたら、人は権威性のある記事を読みたくなるものです。
お役立ち系ネタは上位表示に時間がかかる
お役立ち系のネタは、上位表示できたとしても時間がかかります。
大手のライバルも多く、これまでに検索され続けているキーワードに関しては、すでにGoogleが順位を決めているので、覆すのは簡単なことではありません。
なので、あくまでエンタメ系のネタがないとき、「ちょっと書いてみよっかな」ぐらいのスタンスで挑戦してみることをお勧めします!